二次元は人気と社会の合わせ鏡?
2011-07-27
二次元作品を古いものから順に眺めていくと、その時代に応じた日本人の心のありようを見て取ることができます。エロゲやエロアニメといったアダルト向け作品も例外ではありません。主人公やヒロイン達には、読者、視聴者、ユーザーの理想像が間違いなく反映されていますし、ただ作品のクオリティが向上したので人物描写が洗練されたというだけではなく、消費者の心性が造詣に現れているように思えるのです。
例えば、ロボアニメやヒーローアニメの創世期を見てみましょう。ほとんどの主人公は熱血漢であり、ヒロインはおしとやかな性格の持ち主です。翻って現代のキャラクター達を見てみると、主人公はいわゆる「草食系男子」が多く、ヒロインは勝気なじゃじゃ馬タイプに描かれるケースが増えています。そうした女性キャラを主人公とした「戦闘美少女もの」は、すでに人気ジャンルとして多くのファンを抱えていますし、その女性キャラたちに「女性の社会進出」といった社会のありようを敷衍してみることは、それほど難しい作業ではないでしょう。
「価値観が多様化した」といった類の言説は、すでにメディアで語り尽くされた感がありますが、それは二次元のジャンルにも同じことがいえます。キャラが多様化し、世界観が多様化し、受容のされ方が多様化し…etc。クリエイターが「原点回帰」を口にするとき、二次元のストーリーは勧善懲悪の展開と、正義感溢れるキャラクター達によって構成されます。では、果たしてエロゲやエロ漫画、エロアニメが「原点回帰」すると、どのような描かれ方をするのでしょうか。考えてみると面白いかもしれませんね。
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