二次元というジャンル

2011-07-27

エロアニメやエロゲを収集している友人に「二次元の魅力とは何か?」率直に聞いてみました。曰く、「二次元には嘘がない」そうです。この物言いは少し逆説的で、「全て作り物であるが故に世界に没入できる」という意味らしい。例えば、AVには女優の演技があり、カメラアングルがあり、演出があります。エロアニメやエロゲにももちろん声優の演技やシーンの構図といった要素は存在します。しかし、二次元の世界では全てが作為的であるが故に、よりフィクションの純度が高まります。二次元という世界で抽象化されたキャラクター達は、現実の世界から隔てられているが故に魅力的である、ということだそうです。
それは写真と絵画の関係に近いのかもしれません。現実の再現度という点において、絵画は写真に勝てませんが、全く性質の異なる付加価値を発揮し、多くの愛好家、芸術家達を虜にしてきました。そこには人間の想像力に働きかける「何か」があるのです。エロゲやエロアニメというと「俗の極み」であるのかのように思えるかもしれませんが、オタクたちに及ぼす心理的な作用は、芸術作品と同じ性質のものなのかもしれない、そう指摘する心理学者もいるようです。
事実、メジャーなアニメーターやスタジオの手によるアニメ作品や、著名な漫画家による漫画は、すでに芸術的な価値が認められていますよね。裸婦の肖像画が卑猥か否か、という論争が絶え間なく続いているように、二次元作品は常に俗と芸術の間で揺れ動く存在なのかもしれません。

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